食べ物が我々の運命に大きくかかわると言われていますが、私の人生はまともな人間らしい生き方を求め、四季があり、風光明媚なこの日本の風土に合うように、先祖が作り上げた自然に近い食事を通して模索し、それを縁あるお方と共に実証してきたとも言えます。

その食べ物の美味しさを引き出すものが塩で、本当の塩を探し求めて来た半生でもありました。

“求めれば必ず叶えられる”という言葉の通り、やがて私達の前に、不思議な塩「太古の海」がはるばると海を渡ってチベットからやってきたのでした。

それは日本と中国を結びつける役割をしたいと言う高い志を持った廣冠顕様と、私が平成の毛利元就だと言っている住吉詫通(眞一)様との人間的で運命的なつながりによってもたらされたものでした。

やがて人類の歴史は東洋の思想が役立つ時代に入りますが、志の高いこのお二方の働きに負うところが大きいと、これからの役割の大事なことが思われます。

日本民族はいにしえにあらゆる所から東海の端の島に流れ込み、さまざまな所からやって来て、やがて融合して特異な単独民族が生まれたものと言えますが、私たちが「太古の海」(チベットソルト)に出会った時にとてつもなくなつかしさをおぼえるのは身体の中にチベットの太古の思い出があるからでしょうか。

天は文化文明によって汚した地球に二億数千万年の前に大事な浄化の為に「太古の海」をまれに見る、他にない保存のしかたで秘境に湖塩として用意してくださったのだと思うと、宇宙の不思議なことを思い頭が下がります。

今「太古の海」(チベットソルト)は縁ある人達によって静かに広がり、あらゆる所、料理屋・食品製造所・家庭で使われていて、心ある人達に喜ばれています。

遠くチベットからはるばると色々な人達の手によって運ばれて来た「太古の海」(チベットソルト)の役割の大きさを想いながら、ありがたく感謝して、少しばかりの感慨を申し上げて所感とさせていただきます。

 

平成十七年二月吉日 春近く雪の舞う日に

坂田道信

 



坂田道信氏プロフィール

昭和15年広島県安芸高田市生まれ。高校を卒業後、農業のかたわら大工見習いとなる。昭和46年森信三師と出会い、「複写ハガキ」に目覚める。現在もハガキ道伝道者として各地で講演活動に励みながら、地元広島で断食や玄米菜食など正しい食事のあり方の指導も行っている。